槐(えんじゅ)のお椀

槐の原木

元々は、中国が原産らしいのですが、国内でも多く生育しているとのことです。ただし、正確にはいぬエンジュで本来のエンジュはほとんど生育が確認されていないそうです。

高さは15メートルくらいになり、太さも75センチメートルほどになります。

材木としては、高価で貴重なものの一つです。芯材は暗褐色で焦げ茶色に近い色をしていますが、このお椀は辺材(丸太の外側)を使用しているので、少し白っぽい茶色です。国産の広葉樹は、貴重品ともいえるので、芯材などいいところはテーブルトップなどに使用していただいて、私が作るような小物は、端材を利用して作っていきたいと思っています。せっかく、幅も厚みもある材木を小さく切ってしまうのはもったいないと感じますし、高価でもあります。

槐の端材厚みは7センチ

最近、ちょうどよい厚みと幅の端材が手に入ったので、お椀を作ってみた次第です。辺材とはいえ、木目もいい味を出してくれていて、白太が少し残っているのも良いアクセントになっていると思います。このような高級材を使うためにはもっと腕を磨いて木が喜んでくれるような作品を作りたいと思っています。

仕上げは、液体ガラス塗料一回塗りだけで強度もつやも十分なようです。匂いもなく丈夫な木なので、どっしりとした落ち着きがあります。



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